ルー大柴ではありません

はい。新入荷UPしました。
司徒劍僑の「幻城」が16巻でめでたく完結しておりまして、
最終巻まで入荷致しました。
もとより絵の美しさには定評のある司徒劍僑ですが、
今作はテーマカラー=敵対する「青」と「赤」を効果的に使い、
より視覚とストーリーをリンクさせた、
オールカラー本の香港コミックだからこそできる技に挑戦しています。
ラストまで素晴らしい画面となっております。
どうぞごらん下さいませ。


さてただいま台湾総統選挙の開票真っ最中です。
地元のテレビ開票速報番組が日本からもネットで見られるので
さきほどから見ていますが、
いやはやにぎやかですね台湾の選挙は。
選挙運動も鳴り物入りでとにかくやかましいし
開票速報の画面も赤青黄色緑…ハデハデで驚きます。
台湾と香港は関係ないのでは?とお思いでしょうが
いえいえ、とても密接な関係があります。
1997年に中華人民共和国特別行政区になるまで、
香港には親大陸派と親台湾派の両方がいて、
陰に陽にいろんなコトをおこしてきました。
1960年代ごろ、香港は労働争議や民衆のデモ行動が頻発したのですが
裏でどちらかが手を引いているパターンが多かったらしいです。
そういえば双方の建国記念日=10月1日の「国慶節」と10月10日の「双十節」、
97年以前は両方で大イベントがありました。
アイドル歌手や俳優がたくさん出るショーが両方にあって、
アイドルの○○は双十節のほうに出た。すわ親台湾派か!などと言われたものですが
実のところあまり関係なかったようです。
まあそんな台湾も97年を過ぎてから
国民党が野党になったり、また与党に返り咲いたり、
んでもって選挙の開票速報を見る限り国民党の馬英九がリードして
国民党政権維持の線が濃厚だったりしますが、
台湾、大陸、香港、そしてアジア全体の人々が
いちばん平和に暮らせるような人が総統に選ばれるとよいですね。
そして馬英九は最近あまりルー大柴に似ていませんね。
さいしょに香港の雑誌で顔を見たときには
「なんというルー大柴!」と思ったものです。