希望に満ちて

はい。新入荷UPしました。
開店9周年記念セール・送料¥9均一も引き続き実施中です!
どうぞこの機会にどしどしご注文下さいませ。
ところで本日の新入荷は
「風雲」の豪華画集第3集、そして
その著者・馬榮成が監修した
なんと香港生産力促進局のPR漫画本です。
現地では非売品です。本年春先に、関係各方面に配布されたのみだったようです。
非売品なのに880円もつけて売るとは。
香港漫画店はなんとまあ阿漕な店なのか、と
そこはどうかご容赦いただきたいのですが、
実際かなり面白いです、これ。
現地の漫画ファンのブログでも
「これを商品として販売しないのはもったいない!」という意見を見かけました。
どこが良いかと申しますと、
「明日は必ず今日より良くなる」という
希望に満ちた内容であります。
まあもちろん、今日より良い明日を手に入れるために
生産力促進局の担当者が実に有用なアドバイスと励ましをくれて
終生のパートナーとなる、という
PR本ならではの展開もあるのですが(苦笑)、
1960年代、苛烈な中共の支配から逃げてきた香港難民たちは
文字どおり身ひとつでボーダーを超え、
お金も持ちものもなく、
今の日本人や香港人よりずっとひどい境遇に置かれていたわけです。
いま放送しているNHKドラマ「梅ちゃん先生」などを見てもそう思うわけですが、
戦争や苛政のせいで絶望的な環境にいた人々が、
それでもいまの日本人よりずっと明るく楽天的な顔をしているのは
ひとえに「希望」のあるなしでありましょう。
希望があれば、
働いている人が「あいつらは働かずにお国からお金もらってパチンコに行っている」という
うらやみ妬みそねみを必要以上にたぎらせたり、
そんな味気ない情景も減ると思うわけであります。
おたがい希望が持ちにくい昨今ですね。
でも希望は実はけっこうあると思います。
この漫画を読んで希望を探してみてはいかがでしょうか。
と、うまいこと宣伝に落とし込んでみました。