本年もありがとうございました

皆様、ことし一年も
大いにご愛顧いただき、まことにありがとうございました。
来年も香港漫画店をよろしくお願いいたします。
また、年明け早々の現地出張にむけ
お客様からのリクエストを絶賛受付中でございます。
コミック以外でも、なんでも全力で捜索いたします。
どしどしお寄せ下さいませ!


さて、本年一年を振り返りますに、
もちろんお客様からの熱いご支持に支えられ、
頑張ってやってくることができたわけでございますが、
しかし反面、店主はプライベートで大事が、
それも愉快ならざる大事が起きまして
世間のにがさを噛みしめることになったほか、
世情的にも香港漫画店の味方にならない出来事がまきおこり、
年の後半は
香港コミック・中華コミックのおもしろさや素晴らしさを
はなはだ伝えにくい状況におちいりました。
非常に遺憾に思っております。
店主だけではないでしょう。
国外に販路をもとめる輸出企業の方々、現地進出している小売業の方々、
なぜこんなに嫌われたりお店を壊されたりしなければならないのか?
不条理さに歯ぎしりされた方も多いと思います。
店主は政治的な立場を申し上げるのは控えたいと思っておりますが、
きょうテレビの報道番組を見ておりましたら、
かつて日中国交正常化のタイミングでこの懸案が俎上にのぼった時の
訒小平の言葉が紹介されておりました。
自分は知恵が足らなくて解決策が考えつかない。後世の人にまかせた。
そういう意味のことを曰い、まあ、要するに棚上げしたわけです。
後世の人はさらに知恵が足らなくて
斯様な事態に陥ってしまいました。
再度の棚上げ。交渉の席の設置。とことんの話し合い。条件つき解決案。
いろいろと考えうる手がありましょうに、
互いが(互いにですよ)自国の国威発揚の焚きつけに利用する、
あまつさえ人々の意識をそちらに集めて国内の難問を糊塗するために利用するなど、
知恵足らずの極みでございます。
来年はこういったおろかな出来事が起こらず、
おもしろいものを色眼鏡なしでおもしろがっていただけるような世になることを
願っております。
店主プライベートの苦渋事も
歯を食いしばって解決と向上に臨んだ結果、なんとか元に戻りつつあります。
来年の開店10周年にむけて
いろいろとアイデアも考えております。
来年もよろしくお願いいたします!