西遊記批判に思ふ

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香取慎吾主演・フジテレビの「西遊記」が
中国で批判を浴びているらしいですね。
あまりに原作と違う、古典への冒涜だ、etc…
店主もドラマを見ておりましたが、
なるほど民俗考証の甘い部分は目に付きましたです。
三蔵法師が女」というのは非常に「いまさら」な批判なのですが。
日本ドラマを海賊版でみんな見ているかの地において、
宮沢りえバージョン/牧瀬理穂バージョンetcを、皆さんとっくに知ってるわけで。
それよりも、細かいけど「これを間違えちゃいかんだろう」という考証ミスが多々ありました。
例えば婚礼シーンで花嫁が白い衣裳をつけているとか。
中華圏では婚礼の色は「赤」。白はどちらかというと葬礼の色ですね。
ただ、あまりそういうことを言い出すと、
じゃあくわえ煙草で拳銃をぶっぱなす「最遊記」はどうなんだ。
SARSはタイムスリップした妖怪がばらまいたことになっている
邱福龍「大聖王」はどうなんだっ!!と、きりがないわけで。
まあ、外国で荒唐無稽なニンジャ映画がつくられるようなものだと思えば、
真面目に批判するのも、批判に過敏になるのも、
なんだかなあ、なわけです。
ちょいと中国国内で
プロモーションを派手にやりすぎましたかね。フジテレビさん。


そうそう、店主現地買出し中に、深夜のテレビで
ディッキー・チョン主演の西遊記を放送していました。
ハマリ役とはこういうことかも知れない。と、思いました。