こめたきょう?

今週末は、金庸原作の「鹿鼎記」を出せると思います。
只今がんばっておりますが、
これ、巻が進むにつれてどんどん面白くなっていきますよ。
主人公が武術の腕前ではなく、
口八丁手八丁だけで成り上がっていくという
異色の武侠ものです。
世渡りのうまさだけで、ありえない出世をおさめるというのは
植木等の「ニッポン無責任時代」を彷彿とさせるところがあります。
で、さすが口先だけで相手をまるめ込むだけあって
ふき出しのセリフが、読んでいてとても面白いのです。
中国語のわかる方にはぜひおすすめですし、
そうでない方も、原作の訳本が徳間書店から出ていますので
見比べていただくのも一興かと存じます。
セリフの中に、こんなのがありました。
「うわっ!くっさ〜い!
おまえ、米田共を食ったんじゃねぇのか?」
は?『米田共』?
『こめたきょう』って何だろう・・・


あー。縦書きにすれば良いのか。





なるほど。中国語にもこういう言葉あそびがあるんですね。
「この、うましか野郎!」というようなものですかね。(ちょっと違うかな?)