つめたーい話

お暑うございます。
店主も多忙は一段落ですが、暑さで完全にバテております。
テレビニュースも「暑い」「暑い」「暑い」ばかり。
猛暑はもう十分わかりましたから。
そんなに連呼されると、よけい暑さがつのるではありませんか。
というわけで、当欄ぐらいはヒンヤリ冷たい話をば。


店主は大陸(中華人民共和国)もしばしば訪れてきましたが、
もっとも印象深いのは、真冬の旧満州地域です。
ハルピンでは、1月はだいたい−20℃前後まで下がります。
この気温だとどうなるかと申しますと、
まず、通りに点在する氷の彫像は、どれもホコリが積もっています。
地面にも、固まって真っ黒になった雪がガムみたいにこびりついています。
何ヶ月も融けないので。
露店では、野ざらしのままアイスクリームや冷凍食品が売られています。
人間もお外にいると冷凍になってしまいそうです。1時間半が限度ですね。
外を歩いていると、だんだん片耳だけが痛くなってきます。
ダウン・手袋・帽子・マスクで完全防備したつもりでも
耳だけは露出していたので、
ごく弱い微風が吹いても、あたると「痛い」のでありました。
イヤーマフも必需品であります。
なにせマスクをしていると表面が凍るんですから。吐く息の水分で。
しかし、この季節に行なわれる氷まつりは
まるで夢のような美しさです。
皆様もぜひ、機会があったら訪れてみてはいかがでしょうか。
あっ、但し、あまりに氷の彫像が
ガラスのようにキラキラしていてキレイでも、
決して素手でさわってはいけません。
さわったら最後、ホテルに帰ってから
指がしもやけでパンパンに腫れてしまいますからね!(体験談)


いかがでしょう。少しは涼を感じていただけましたか?