碧血剣

やっと金庸の小説「碧血剣」(徳間文庫)読了しました。
当ブログで「読み始めた」と書いた日付は、と…
………読むの遅っ!!
困りましたね。全部でたった3冊なのに。おそるべき遅読です。
活字だとこんなものです。
まして原書では。途中で放り出したのが何冊あることか。
「英雄無涙」「雪山飛狐」etc…本棚の肥やしになっています。
ところでこの作品は、金庸
とある他の小説に、ちょっとつながっています。
当店にもコミック版の在庫があるものですね。
ネタバレになるので、どれなのかは差し控えておきますが、
おお、あの登場人物にこんな過去があったのか!!というのが
なかなか興味深うございました。
コミックの、あの作品では恐い恐い恐〜いあのひとに、
こんなプリティーなエピソードがあったとは♪という…。


ところでこの「碧血剣」、残念ながらまだ
香港でのコミック化が確認できておりません。
なかなか盛り上がりどころも多いし、武器も独特の造形がかっこよいので、
はやくコミック化すればよいのにと思います。
誰が描くのが妥当でしょうね?
主人公の袁承志が、たくましい野人タイプなので、
司徒劍僑や何志文といった方々の繊細なタッチよりも、
太い線でワイルドに迫るほうが、持ち味が活きるでしょうね。
やっぱり李志清でしょうか?
袁承志のストイックな性格も、うまく表現してくれると思いますし。