なんとかならんのか!

全国の漁師さんの一斉休漁があったそうですね。
燃料代が高すぎて、魚を獲ってもまったく利益が出ない、と
漁師さんは悲鳴をあげているそうです。
このごろの狂乱原油高は、店主にも無縁ではありません。
現地買付へ行くときの、飛行機代にかかる燃油サーチャージ
JAL&ANAなど、切符を買ったら、1/3はサーチャージですよ。
むちゃくちゃだと思います。
それでも幸運なのは、香港漫画店が「香港」漫画店であること。
キャセイパシフィック・ドラゴン両社の燃油サーチャージ
日系・米系航空会社よりずっと低率なのです。
香港政庁が、自国の飛行機やお船
サーチャージに上限を設けているのです。
だから、ゲイラカイトなみに「なんぼでも高くあげたれやー」という
青天井JAL&ANAとは違うのです。
でも、残念ながらそんなキャセイも、
7/1からサーチャージが上がってしまいましたが。
日本政府も、暴騰する油の価格に何とか手を打つことはできないのか。
香港でできるのに。
と、いいたいところですが、とても難しいのでしょう。
香港の上限設定は、まさに命綱を守るための政策。
域内に第一次産業がほとんどなく、
よそからの輸入・移入に暮らしのすべてがかかっている。
また、交通・中継貿易そのものが地域を代表する産業である。
サーチャージ暴騰を防がなければ、政体護持、
いや域内700万人の命すら危ういのでしょう。きっと。
でも。同じように「命さえ危ない!」と叫んでいる
産業従事者が日本にもいるわけで。
油で船を動かさなければいけない漁師さん。
ビニールハウスを暖めなければならない農業のみなさん。
もちろん、トラック、バスなど「はたらくくるま」のみなさん。
そういった人々を、税金投入してでも助けることができないのか。
ただ、限られた税金で、広い日本のたくさんの産業、
どれをまず助けるのか…配分の問題もあるわけで、
そこで族議員さんばっかり頑張るじゃ、なんだかなあ、とも思うし。
そういう店主も本当は
「まずJAL&ANAサーチャージ抑制に突っ込めや!」と叫びたいし。
でも叫びたいのはみんな同じだと思うし。
ああ、なんとかならないものでしょうか。


それにしてもこんなに油の価格を上げている人は
どこのどちらさんなのでしょうね。
原油を沖縄守礼門切手や、ナイキエアマックスと同じようなものだと
思っているどこかの誰かは、
全員、西門吹雪か冷血か牙神幻十郎に斬られるのがよいと思います。