ほどほどに

はい。新入荷UPしました。
潮珍版の「天龍八部」と「火雲邪神」です。
「潮珍版」とは、既発の薄装本作品を3本ほどまとめて
オールカラーのままリイシューしたもので、
サイズが小さくなるところは(変型B5→A5)「合訂本」と同じですが、
合訂本はたいがい1色刷りにされてしまうこと、
紙のカバーがつくことが「潮珍版」とは違いますね。
でも潮珍版、紙も良いものを使っていますし、印刷もキレイですし、
オトクだと思いますのでぜひどうぞ。
天龍八部」は薄装本で40巻ぐらいまでUPしたあと、ずっとそのままになっていて、
今回とうとうラストまであらすじUPできました。
やはり面白いですね!
いやはや、段誉や虚竹の変貌ぶりも凄いですが、
慕容復がこんなことになってしまうとは思いもよりませんでした。
でも現実世界にもこのように、欲に暴走してしまう人、いますよね。
店主思うのですが、もし慕容復が現代日本にいたら、
ぜったいあの、本屋さんによく並んでいる「成功本」みたいなやつ、
あれを読みまくるか、自分で書きまくるかの人になっているでしょう。
でも、ものすごい大志の実現とか、大成功で大金持ちとか、
あんまり派手にうまくいくことばかりを目指すのは
いかがなもんですかね。と、
作者の金庸先生も言いたかったんじゃないでしょうか。
あの衝撃&納得のラストシーンを見るにつけ…。
「ほどほどにしあわせ」が、いちばんしあわせなのかもしれません。