福音戦士

忙中有閑。店主本日は
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を見てまいりました。
店主13年前、テレビ大阪の深夜再放送で見て以来、
たいそうエヴァは気に入っておりましたが、
「序」は単なるリメイクだと思い、見逃しておりました。
先日のテレビ放送で、使徒の造形など、実に素晴らしくなっていることを知り、
これは「破」も見に行かねば、と。
意志が有機的な力をもち、さらに無機物と相互的に作用するという
エヴァの基本概念は、
実は武侠小説や、その後の黄玉郎のオリジナル漫画作品群にも通底します。
刀剣がきわめて有機的に活躍し、そこに「気」という、意志でもあり物理的作用でもあるものが密接に関わる。
向こうのクリエイターさんも間違いなくエヴァは見ていると思います。
そして伝統的な表現をリファイン・深化させていると思いますよ。
さて「破」、実に素晴らしゅうございました。
映画館へ見に行ってよかったです。
マリという新しいキャラが出てきたのですが、これがいい。
彼女は(ネタバレすんません)
例えるなら中原における胡人的な存在ですが、
この「異人」の登場により、
内へ内へと果てなき旅を続けてきたエヴァが、
外へと突き抜ける力を獲得していて、
なんだか「店主も頑張るぞ!」という
勇気がわいてきましたよ。
ちなみにエヴァは香港では「福音戦士」といいます。
香港の人にも早く見せてあげたい!です。