申趙侠侶

店主もバンクーバー五輪の中継に見入っておりますが、
フィギュアペア、中国勢が金銀を独占しましたね。
申雪・趙宏博ペアが優勝、ホウ清・[イ冬]健ペアが準優勝です。
店主はまだフリーの演技は見ておりませんが、
昨日のショートプログラムの演技は
中国の3ペアとも素晴らしゅうございました。
もちろん川口悠子嬢ら西洋のペアも優美かつダイナミックで
美しいものでしたが、
中国の演技は、なにかまったく別の美意識が流れる、
そう、まさに武侠の世界でございました。
しかも三者三様の「武」の使い手でしたね。
たとえるなら、華奢でなよやかなホウ清嬢は、軽功。
肉感的で一本気な感じの張丹嬢は、打狗棒。
そして堂々と王者の風格をたたえ、
形も完成されつくした申雪嬢は、降龍十八掌…でしょうか。
じゃあ申・趙ペアは郭靖&黄蓉なのかといいますと
まさしくそんな感じですね。
それも「神雕侠侶」時代の
襄陽の街を力強く守る、りっぱになってからの夫妻かと。
これぞまことのシンチョウ侠侶。そんなダジャレはともかく、
申&趙が靖さん&お蓉なら、ホウ清嬢は小龍女かというと、
それはちょっと違う気がします。
もっと可憐で無邪気というか…郭襄っぽいような。
「神雕侠たまぁ〜」ってブラ下がっちゃうぞ的な。
これで銀メダル取るんだからたいしたものですが、
4年後のソチ五輪のときには、もう
峨嵋派開いちゃったぞ的貫禄をたたえて登場するかも、ですね。
で、惜しくも5位に甘んじた張丹嬢は
丐幇を任されてアラ大変という時代の黄蓉でしょうか。
ともかく3ペアとも、きっと今日のフリー演技も素晴らしかったのでしょう。
帰宅して録画を見るのがたのしみでございます。