雲居の忘れもの

はい。新入荷UPしました。
少林寺第8銅人」、しばらく品薄で失礼致しました、
堂々の復活でございます。
七索と君寶の友情につらぬかれたストーリーは
実にわかりやすく、また感動的で、おすすめの作品です。
さて今回新規UP分、26巻以降ですね、
ここからは丐幇の主・趙大明が大きな役割を演じております。
しかし彼の登場シーンは
お食事中にはご覧にならないことをおすすめいたします。
えー、まあ、いわゆるスカトロジックな描写と申しますか、
要するに雲古が頻々と登場しますもので。
しかし雲古という当て字、2〜30年位前までのエッセイや小説では
しばしば見かけましたが、最近は少のうございます。
最初に「雲」と「古」の文字を当てた人は
きっとかなりみやびの心を解する、ゆかしき風流人でありましょう。
中国では古来、「雲」は吉兆、神仙の棲むあわいなど、
うつくしく愛づるべきイメージがございます。
「古」の字も筆名・雅号で用いる方が少なくないように、
いにしえとは尊敬し、思いを馳せるべき対象です。
ゆえに「雲古」というと、
まるで幾年月を重ねた神仙の、雲居のあいまの忘れもののような、
めでたく、ゆかしい雰囲気が漂います。
実際、上海には「雲古酒店公寓」という名の
サービスアパートメントがあるそうです。
現地駐在の日本人さんには中々勝手の良い立地にあるようで、
ここの住み心地を語り合う現地日本人向け掲示板もみかけました。
しかし…住所が雲古か…。
店主は何故こんな下ネタばかりに反応するのでしょう。
いまだにフロイトというところの「肛門期」なのかもしれません。