香港へ行こう!

というわけで募金箱を開封いたしました。
店主もほんのちょっと足しまして、
総額3700香港ドルの寄付をおあずかりしました。
さっそく翌日、三菱東京UFJ銀行で日本円に両替し、
¥31,006となりました。
全額を郵便局から、日本赤十字社へ送金いたしました。


さて香港でも福島第一原子力発電所のニュースが
毎日大きくとりあげられ、
放射性物質の影響で、日本産の食品が輸入禁止になるという話も出ました。
前にも書いたとおり、現地では日本食がたいへんな人気だったのですが、
今回の事故以来、日本食レストランから
すっかり客足が遠のいた…という記事が
日本でも紹介されていました。実際のところどうでしょう?
店主が昼餉時に覗いた「別府ラーメン」は
変わらずギューギューづめの大賑わいでした・・・。
たしかに「日本食大パニック」などという週刊誌の記事も見ましたが
(『壱週刊』4月7日号)、
同じ週に出てるグルメ雑誌には
あいかわらず日本食レストランの記事がバコバコ出ていました。
憧れの存在にかわりはありません。
それでも日本産の食品を怖がっているんじゃないかな?と思い、
出がけに交通会館の物産即売で買った茨城産のプチトマトを
政治家のパフォーマンスよろしく、
現地人の前で食べてみせて、安全を実証しよう。と持って行きました。
すると逆に「おいしそう!ちょうだい!ちょうだい!」と
パクパク食べられてしまいました…。
香港も大規模なチャリティがあったぐらいですから
日本の惨状はよく知ってくれています。
でも、そんな日本の東京から来た店主を
ことさら憐れむでもなく、かといって放射能を嫌がることもなく、
「ああん?また来たのかー」と
いつもどおり普通に迎えてくれました。
プチトマトを食っちまったのは某出版社の国際部社員ですが、
漫画を通して日本事情をよく知っている人々だからこそ
いまの日本の実情も正確に把握していて、
日本食レストラン、空いてて穴場だったから行ったわヨ」
などとのたまっていました。
外国の人をなめてはいけません。
放射能の国の人が来たー」などとエンガチョするような
野蛮な真似をする人は、少なくとも香港にはいません。
もうすぐゴールデンウィークですね。
楽しい旅行など考えるどころではない、という方も
多くいらっしゃることでしょうが、
もし余裕がありましたら、
長いお休み、香港旅行で気分転換はいかがですか。
香港は日本の客人を、愉快に温かく迎えてくれますよ。
店主が実証済みでございます。