猩々袴

はい。新入荷UP致しました。
侍魂」がコンプリート致しました。
ほかに「風雲」大判本の最新刊もございます。
侍魂」は、天草四郎打倒に向けて
ストーリーが無駄なくすっきりと盛り上がりを見せ、
しかも登場キャラに満遍なく見せ場のある
コンパクトな好著でございます。
どうぞお楽しみくださいませ。


さてお休みをいただき、失礼いたしました。
長野県の某山中に、親を連れて行ってまいりました。
山小屋でして、風呂を焚くにも
まず薪を集めて釜にくべて…というところです。
風呂焚き場まで、まだ残雪がこんもりと残っておりました。
今年は春がたいへん遅いのです。
雪かきをしたところ、たちどころに腰に来ました。
不思議なもので、買付出張なら10kgだろうと20kgだろうと
本を持ち歩いても腰に来ないのですが
雪かきのスコップごときで「グキッ」であります。
これにはまいりました。
例年この季節なら芽吹いている山菜も、今年は皆無。
ただ、遅い春の花が開いておりまして、
湿地には水芭蕉や座禅草、一輪草や片栗や猩々袴が
可憐な花を咲かせておりました。
猩々袴って要するに、サルの下半身の衣服、という意味ですよね。
細く裂いた腰ミノのような形状の、ピンクの花でした。
これをサルが履くと?
微妙に、サルにも花にも失礼なネーミングだと思いました。
まあ雰囲気はございますが…。