はい、新入荷UPしました。
馬榮成監修のスリリングな短編アクション「風流」
(結局短編で完結してしまいました…でも
短い中にどんでん返しの面白さが詰まっています!)、
それから久々復活の金庸笑傲江湖」です。
金庸作品は他も少しずつ補充をしていますので
どうぞチェックしてみて下さいね!
爽やかでちょっと切ない好漢・令狐冲が、
どす黒い江湖社会で
「江湖の身は我が身ならず」を体現する長編「笑傲江湖」。
実は今回のUP作業中、
「宮」という中国語がずっと脳内をグルグルかけめぐっておりました。
物語の後半、かなりキモになるワードです。
でも皆さんが縁起を求めておまいりする場所のことでも
天子様が住んでる場所のことでもありません。
詳しく意味を説明すると壮大なネタバレになるのでここでは割愛しますが、
宮刑」という言葉をご存じの方もおられるでしょう。それです。
このコミックを見てはじめて知ったのですが
宮刑」以外にも、この意味で「宮」という字を使う用法があるんですね。
それがひっかかってひっかかって、
特に週の後半ずっとそればかり考えておりました。
島流しだの出家だの、歴史の上でしかお目にかかれなかったはずの御沙汰が続く昨今。
まさか宮刑まで現代に復活したらどうしよう?
ありえなくはなくはなくはないだけに
なんとまあ我々は恐ろしい世に生きていることかと
慄然とする今日このごろです。
しかし斯様な過酷な刑に相当する罪とは
いったい何なのでございましょうか…。