馬榮成、封筆

はい。昨日香港出張から帰ってまいりました。
リクエストをお寄せいただいたお客様には、
このあと現地捜索結果のメールを送信いたしますので、
少々お待ちくださいませ。
さて動漫電玩節を今年も堪能してまいりましたが、
そのレポートは追々致すとしまして、
現地で大変残念なニュースが流れていました。
「風雲」が近日中に完結し、作者の馬榮成が『封筆』するとのことです。
『封筆』、ほとんど見ない中国語ですがつまり「ペンを置く」、
漫画執筆業からの引退を示唆している模様です。
実は風雲完結のニュース、店主は出張の数日前から触れておりました。
にもかかわらず黙っておりましたのは、裏を取ることが必要だと思ったからです。
最近、馬氏は折に触れて地元メディアに「風雲の近年完結」をほのめかしていました。
しかし薄装本「天下画集」は今までどおり発行が続き、
地元漫画ファンも半信半疑のまま馬氏のコメントを受け止める状況が続いていました。
今度こそ本当のようです。
現地複数の新聞が、揃って「このほど風雲の近日完結、および封筆を宣言した馬榮成は…」という書き出しで記事を書いていました。


寂しいことです。
漫画界の大きな大きな損失でもあります。
せめて「封筆撤回」といって、あっさり新作を描いてくれたなら。
そんな変節、前言撤回なら大歓迎なのですがね。