飛ぶ蘭陵王

はい。昨日のうちで恐縮ですが、新入荷UPしております。
2014年に「大渡」が出した
なんと漫画家8人のコラボレーション作品「集結號」の薄装本化です。
新しいストーリーの続編もUPしております。
個性の違う8人の戦士は、
それぞれのキャラを描いた漫画家本人の背景や運命を映しています。
第1部では個性を超えて結束し、錬魔を討とう!という内容だったのが
続編では壮絶な内紛、騙し合いと内輪もめになるのが
まさか「大渡」の内情を示しているのでは…と
勘ぐりたくもなってしまいますが、
ともあれ目下もっとも勢いのある版元の意欲作であります。
お楽しみ下さいませ!
それから「ご注文フォーム」をリニューアルしました。
今までとほとんど変わりませんが、
少しだけスッキリしております。
どしどしご注文をお待ち致しております。
今ならまだ「クリームあにき」のポチ袋も進呈致しております!


さて店主は昨晩、当ブログも更新せず何をやっていたかと申しますと
ドラマ「蘭陵王」を見ておりました。
BSフジでも放送した中国ドラマでございますね。
1話から4話までイッキ見でございます。
昨年、蘭陵王をとりあげた薄装本漫画「戦譜」が始まったのは
当店サイトを御覧の方ならすでにご存知ですね。
ただこれがまあ、非常に、いろんな意味で「香港漫画」でございまして。
皆様がごらんになっているドラマ蘭陵王といかほどまでに違うか、
少々検証の必要にかられ、見ることに致したわけでございます。
意外にも登場人物やその関係性、シチュエーションは
どちらも共通しています。
雪舞は漫画のほうには出ませんが、近い存在の女性キャラも出てきますし。
歴史を元にしているのですから当然といえば当然ですが…。
ただ、「メロドラマだよ」と事前に情報を得てはいたものの
かなり劇的な方向にブッ飛んでいるのですね。ドラマ版も。
香港漫画的なブッ飛び方とはまったくベクトルを異にするのですが。
中華圏のフィクションって本当に
想像の翼の広げ方が自由だなあ、と感じ入るばかりです。
ドラマで感動された方も、宜しければぜひ
漫画版蘭陵王「戦譜」ごらんいただき、比べてみてくださいませ。