聖☆年青人

今週末には「動漫電玩節2008」のレポートUPできればいいなあと思います。
会場販売品のひきつづきのUPも…
でもコミケにも行きたいですしね。
欲張りですか。そうですよね。頑張ります。


さて、香港出張&ワンフェスの後始末がやっと一段落したので、
読みたかった日本漫画の新刊をまとめ買いしましたよ。
「のだめ」21巻。「D.M.C.」6巻。
そして「聖☆おにいさん」もいつのまにか2巻まで!!
やっと読めました「聖☆おにいさん」。
いやはや面白いですね。こんなに爆笑するとは思いませんでした。
前回(春ですね)香港出張したときに
「いま日本では何が人気があるの?」と玉皇朝の方に聞かれて、
「『聖☆おにいさん』という、キリストとブッダが出てくる漫画がすごくウケているらしい」と答えたのですが、
「それ、香港で出せるのかしら?」といぶかしげな顔をされ、
「これ、香港で出せるのかなあ?」と
答えた店主自身も考え込んでしまいました(苦笑
まーたしかに、日本コミックが世界を制する勢いとはいえ、
この作品は出せない国が多いでしょうなあ。
実際読んでみたところでは
「香港なら…ギリギリセーフかなあ」。
香港にももちろんキリスト教・仏教信者がたくさんいて、
若い人で日曜学校に通っている人は多いようですし
(店主の友人も通っています。
でも敬虔なキリスト教徒というわけではなく、
教会を「社交の場のひとつ」ぐらいに思っているようですね。)
仏教も、けっこう強力な信者団体があるようです。
しかし国家体制や政治に直結しているわけではないですしね…
あっ、仏教は西蔵のことがあるからちょっとだけ微妙か。
漫画はわりと、聖書や聖典にもとづいた有徳のほのぼのネタが多いので、
これなら香港ではまあ「セーフ」かも、と思います。


香港は多民族が集まっているので、宗教も多種多様なものが共存しています。
回教寺院は九龍公園に。キリスト教は中環にセント・ジョンズ教会という、とても立派なものがあります。
日本の某新興宗教支部もありますよ。界限街に。大きいのが。
それぞれがそれぞれの信仰をおかさず、共存している感じです。
でも地元でいちばん広く信仰されているのは、やはり道教です。
至るところに廟があり、
善男善女が集っては、線香を燃し、ミカンやお肉などのおそなえをあげ、あつい祈りをささげています。
そして道教と漫画とは、切っても切れない関係があるのです。
当店「香港コミックとは?」のコラムをごらんくださいませ。
しかし、ヒロイックに道教神仙を描くものは枚挙にいとまがないですが、
聖☆おにいさん」ばりにシャレのめして描いたものは、まだ見たことがありません。
誰か描けばよいのに。
面白いと思います。うっすらと。