マスクド夜の蝶

新型インフルエンザも、やっと沈静化の方向へ
むかっているようですね。
関西の経済は、大打撃から立ち直ろうと
皆さん懸命にやっておられるそうですが、
「夜の街」もまた例外ではないと、
先日のテレビニュースでやっていました。
いわゆる風俗業界も、お客さんが減って大変だそうですね。
たびたび引き合いに出して恐縮ですが、
SARS禍のとき、香港の夜の業界はどのように乗り切ったのでしょうか?
ここに貴重な資料があります。
当店にて絶賛販売中の黒社会コミック「火紅年代黒骨棠」。
裏表紙・見返し表紙はキワドい風俗広告のオンパレードなのですが
(修正も入っております・・・)
ちょうど連載初期が、SARS騒動の勃発期だったのです。
おそらくファッションマッサージの類だと思われますが、
広告写真のマッサージ嬢たち、
首から下は限りなく「一糸まとわぬ」状態に近いのに
皆しっかりマスクだけはつけています。
そ、それは何かが違うような気がする・・・
何が違うといわれれば言葉に窮するのですが。
広告文には「当店は衛生対策万全!」の文字が躍ります。
「ご来店のお客様にはマスク進呈」
「殺菌機能つき空気清浄機完備」
「従業員は全員、入店前に検温実施」etc…。
あっ、でも、そのテレビニュースに出ていた関西の花街の方も
ほぼ同じことをおやりになっていましたね。
さすがに一糸まとわずマスク姿のお嬢さんは映りませんでしたが。
いま、香港の街では何事もなかったかのように
夜のネオンがぎらぎらと灯っています。
関西の夜の蝶の皆さんも、希望を持ってがんばって下さい!
きっと苦境はすぐに乗り切れることでしょう。
(って、こんなところで励ましの言葉を書いて、届くのでしょうか・・・