徹底比較!コミケvs動漫節

というわけで、日本と香港の漫画界を代表する夏の巨大まつり、
コミックマーケット」と「動漫電玩節」が終わりました。
当店はもうひとふんばり、名古屋の「宝島コレクションマーケット」出店が月末にありますが、
このふたつが終わると
「ああ、夏も終わりだなあ」としみじみしてしまいます。
さて、両者とも過去最高の入場者数を記録し、たいへんに盛り上がったコミケ動漫節、
両方馳せ参じた店主が、ここで徹底比較をしてみましょう。

  • 入場者数

コミケの総入場者数が56万人、動漫節が68万人。
人数では動漫節の勝ちですが、会期がコミケ3日間、動漫節5日間。1日あたりの入場者数はコミケ18.7万、動漫節13.6万でコミケの圧勝です。(それにしてもどちらも凄い人数。)ただし、香港の人口は702万人、日本は1億2770万人。対総人口比だとコミケ0.46%、動漫節9.46%。全居民の10人にひとりが動漫節に行く香港です。日本のコミケもそうなったら…うーん。

  • 場内の暑さ

これはコミケのほうが強烈!!店主は3日目の午後のみ行きましたが、まったく冷房が効かず熱気がこもり、参加者さんが皆必死でウチワであおいでいました…香港・動漫節の行われるコンベンションセンターは冷房完璧。これだけ人を集めながら実に快適、適温でした。しかしもともと暑い国、冷房設備が超強力なのが香港。コンベンションセンターの冷房吹き出し口に立てば5秒で凍死することでしょう(笑

  • 場内の人口密度

これは動漫節のほうが深刻でした…コミケに行って「わあ!こんなに大勢いるのに、人と人の間がスカスカして、ちゃんと流れている!」と感動しましたので。動漫節の今年の混雑ぶりはやや危険なほど。オンラインゲームなどのブースで、試演用PCや美女コンパニオンのまわりに人が集まりすぎ、完全に人の流れが止まることがしばしば。人の多い香港は、過去に深刻な雑踏事故も経験しています。動漫節ももう少し混雑対策を考えた方がいいと思いました。事故が起こってからでは遅いです!

  • 取材陣

日本のコミケは今年、初日のもようがNHKニュース9」で流れましたね。香港は毎年、一般ニュースで必ず報道され、新聞にも大きく掲載されます。「天下出版」などの人気ブースには、お客さんより多い取材カメラが待ち構え、はっきりいってお買い物の邪魔です(苦笑)コミケもこれから、もっと取材陣が増えていくのでしょうか?


ちなみに入場列はどちらも同じぐらいの長さです。
両国の参加者の皆様、暑い中おつかれさまでした!