6万部達成

はい。新入荷UPしました。
ストファイコミックの元祖にして記念碑的作品
「街頭覇王」のばら売りでございます。
お得なセットもまだ残っておりますが、
「中身を知ってから買いたいな・・・」というお客様も
いらっしゃると思います。
どうぞ、破天荒の極地な内容は
「あらすじ」にてご確認くださいませ!

さてこの作品、第10巻表紙のザンギエフのわきに
「六萬書記念号」と印刷されているのがみえますね。
6万部売れた、ということです。
この作品は発表するや、飛ぶような売れ行きで
90年代初頭の香港コミックを代表するヒット作のひとつとなりました。
で、皆様疑問に思われるでしょう、
「香港のコミック本は、そもそも何部売れるものなんだ?」
日本よりずっと国土も人口規模も小さい香港。
人口比だと日本の約18分の1です。
そんなミニミニ社会では、
いったい何部売れることを「ヒット」というのでしょう?
80年代中期、馬榮成の「中華英雄」が20万部を記録しました。
おそらくこれが、今後も破られることのない最高売上でしょう。
その後、厳しさを増す経済状況や
テレビゲーム・オンラインゲーム・ケータイ・パソコンなど
どんどん多様化する娯楽の中で
コミック本の売上はだんだん下がっておりまして、
いまは2万部出れば、出版社を背負う「看板作品」としてじゅうぶん上出来。
5ケタ出なくても連載の続いている作品が
いくらでもあるそうです。
でも、日本に比べてずいぶん景気よさげな香港。
大陸の好景気を追い風に、不動産などバブル状態なのだそうです。
出張土産で買った雑誌「東周刊」には、
馬榮成が不動産で大もうけした話が出ていました。
2年前、リーマン・ショックのときに7600万HK$で買った
ビクトリアピーク近辺のおうちが
いまは評価額1億6500万HK$になっているそうです。
まあ、かっこいい漫画を描く漫画家さんに
お金の話はあまり似合いませんし
毎年動漫節でお見かけする馬氏はいつも
そんなに金ぴかの格好をなさっているわけではありませんが・・・
ちょっと日本円換算するのがためらわれるほどの
一攫千金ぶりであります。
香港のバブリーな皆さん。
お金あるなら、漫画本買いましょーよ…。