信仰の現場はけむい

今週の新入荷UPは、日曜日になります。
楽しみにしてくださる皆様。しばしお待ち下さいませ。
またおもしろい作品をドカンとUP致しますので。
では、土曜日は店主、なにを致すかと申しますと
どうやら某神社へ参拝に行くことになりそうです。
「パワースポット」ともてはやされているお社だそうです。
パワースポット…。神社…。
なんだかオロチとか八神庵とか神楽ちづるとかが出てきて
時空を止めたりブラックホール空間を作ったり紫の炎が出たり
そんなまがまがしい想像をしてしまいますが、
そんな想像をするのはたぶん香港漫画店店主だけです。
ご婦人方の熱い想いを集める、穏やかな場所でありましょう。
しかしそもそも店主は最近、
当ブログでもしばしば触れておりますとおり
出張時には道教の「本屋の守護神」文昌帝をまつる
文武廟に欠かさず参拝し、お線香をあげております。
部屋にも御神体のお写真を飾り、
思いついたときに叩頭したり
きまぐれにミカンを供えたりしております。
よその神様におまいりに行ってもよいものでしょうか?
・・・たぶんいいんじゃないかと思います。
道教にはとにかく沢山の信仰対象がいます。
神仙のみならず、歴史上の偉人や
孫悟空のような寓話の主人公まで信仰の対象にしてしまいます。
「八百万(やおよろず)の神」信仰と、
ここの点での共通項をあげる宗教学者さんもいますね。
明治神宮におわす神も、文昌帝様も、
きっとそのへんは寛大なんじゃないでしょうかね。
まして道教は現世利益の信仰。
店主も文武廟の文昌帝様には
「リクエストの本が沢山見つかりますように」
これしかお祈りしておりません。
ゆえにほかのご利益に関しては全くわかりません。
「香港にもパワースポットはあるのか?
文武廟はパワースポットなのか?パワーがもらえるのか?」ときかれても
はて?さて?首をひねるばかりでございまして、
お役に立てず申し訳ございません。
店主、文武廟に毎度赴いても
とりたてて霊的な力を感じたことはございません。
ただ線香の煙が年中もうもうとたちこめ
「けむたいなあ」とは毎度感じております。
香港の線香はじつに大きゅうこざいます。