今週のはおすすめ!

はい。新入荷UPしました。
「封神紀」と「創帝紀」、どちらも大変面白い作品です。
「封神紀」は温日良の会社「海洋」で長らく描いていた
鄭健和の新作で(その前は「拳皇’97」の作画もやってました)、
2010年度現地漫画人気投票・薄装本長編部門で
少林寺第8銅人」「殺道行者」とともに
ダントツの得票を得ていた作品です。
やっとUPすることが出来ましたが、
たしかに素晴らしいです。この作品。
人間にどうにも絶望感と無力感を与える存在、
かならずそこにいるとわかっていながら
いざ来襲の「その日」がくると慄然とせざるをえない存在=「神族」がいて、
ただでさえ商と周との戦いで揺れ動く中国を
さらに血みどろに揺さぶります。
進撃の巨人」の巨人に通じるものがあります。
(そういえばちょっとミカサっぽい女子キャラもいます。)
が、巨人が(あえて)
人類と全く通じることのない存在に設定されているのに対し、
神族は腹黒い人類と通じたり、通婚したり、
さらには神族の中にもアウトローがいて人類と仲良かったり悪かったり、
非常に一筋縄ではいかないことになっております。
そんな中でかしこく、ストレートに生きる
少年・武庚がたいへんさわやかなのであります。
彼を軸に筋が一本通ったストーリーは
明快のきわみで、わかりやすく、読みやすいです。
キャラも男女共に魅力的ですし、
久々にこれは心からおすすめ!の作品でございます。
あっそれから「創帝紀」も良いですよ!
「火鳳燎原」の東立がおくる秦の始皇帝誕生物語ですが
とにかくキャラがかっこいいです。
どちらも宜しくお願いします!