武侠を見てきました

はいはい。今日もUPいたしました。
ストリートファイターものコミック
「街覇III NEW GENERATION」でございます。
どうぞお楽しみ下さいませ。


さて先般の香港出張、もちろんメインは動漫節だったわけですが
夜、ちょっとした時間を利用して
現地で最新の映画を見てまいりました。
武侠」といいます。

ピーター・チャン(陳可辛)監督の最新作で、
「ハリウッド的手法をぶち込んだ大作」との由。
タイトルがえらくストレートですねえ。
どんな「武侠」映画なのでしょうか?
主演はドニー・イェンと金城武です。
清末。のどかな農村にわるものが押し入ります。
それをぶちのめしたのが、朴訥そのものの紙工場の勤め人=ド兄さん。
が、その「ぶちのめし方」があまりに鮮やかなことに
疑問を抱いたのが金城武金田一さんのような役どころです。
ド兄さんをさぐっているうちに、だんだん…といったお話で、
これ以上は日本公開の時までないしょにしておきましょう。
正直、あまり「武侠映画」ではありません。
が、しかし見終わってみると
これに「武侠」と名付けるとは、なかなか深いな!と思いました。
ちょっと、当店在庫のコミック作品「功夫」に
あえて「功夫」というタイトルがついているのと、通じるものがあります。
そして映像はさすが凄いものがありました。
これにド兄さんのキレキレのアクションが加わるのですからもう無敵です。
ただ単純なアクション映画ではありません。
ド兄さんは当作のインタビューにおいて
「葉問のイメージを破ることこそ、役者としての責任だ」と思って出演した、といっています。
なるほどであります。
やっぱり現地でも「超当たり役」として認識されてるんですね「葉問」は。
大沢たかおの仁先生みたいなものなのでしょうか。
そこから次に進むことを「責任」と言い切るのは
かっこいいですねえ。
今作中であんまり肉体美の披露がなかったことは
このさい不問に付しましょう(ええっ!?)。
日本でも早く公開されることを祈りましょう!