お店やってて良かったなー

はい。新入荷UPしました。
孫威軍「創帝紀」続刊と、司徒劍僑の新作「幻城」です。
どちらもたいへんにクオリティの高い佳編となっております。
司徒劍僑は実に久々のファンタジー作品。
近作は武侠もの、現代もの、そしてなんと黒社会ものと続き、
よほどたまっている何かがあったのでしょう、
趣味全開のファンタジーワールドは
息をのむような画面の美しさであります。
青と赤を効果的に対比させた、オールカラー・ペイント原稿ならではの表現。
ストーリーコミックにおいて、世界でも類をみないものでしょう。
そして孫威軍の「創帝紀」。
今回UPの第4巻をもって「第一部完結」となり、
若き皇子の「始皇帝」への道のりは第二部以降に持ち越しとなりますが、
それにしても一冊一冊がものすごい濃さ、ものすごいボリュームであります。
「無間道」コミック化でも知られる孫威軍ですが、
なんと彼はアシスタントを置かず
すべてひとりで原稿を仕上げているそうです。
あんな緻密で繊細な絵を…。
アナタどこの同人作家さん?という話ですが、
絵をみると「ああ、さもありなん」となんとなくわかります。
東立出版というメジャーで盛んに描いている孫威軍ですが
「インディーズ魂はずっと持ち続けていたい」
とどこかのインタビューで読んだことがありますし、
氏のポリシーなのでしょう。
がんばっていただきたいものです。
しかしそうなると、第二部まで
ファンは相当待たなければならないような気も…。
ともあれこのようにクオリティの高い作品が出てきますと
「お店やってて良かったなー」としみじみ思います。
どうぞお楽しみ下さいませ。