それは基漫ではない

はい、新入荷UPしました。
実は昨夜遅くに「WOLF&MARY」のUPを済ませており、
只今もうひとつ「葉問前傳」をUPしました。
ウルフ&マリー・・・。
「封神紀」が「2010年いちばんの傑作漫画」と
地元コミックファンから絶賛を受けた鄭健和が、
完結→パート2開始のインターバルに描いた
全3巻の超短編でありますが、
このタイトル。
店主も最初に地元漫画ファンのSNSで見たときには
「んんんんんーーー!?」と思いました。
オオカミのかわりに或る猛獣の名にして、
マリーと似たような響きの兎ちゃんを代入すると、
はて、日本でものすごく人心をつかんでいる
なにかになるような・・・。
しかも明るい髪色の美少年が、もうひとりの少年と表紙を飾っています。
しかもしかもSNS掲示板では「基漫?」「基漫!」などと書かれています。
「基」ってどういう意味かと申しますと、
それは辞書にもなかなか載っていないと思いますが
広東語での発音が「gei」です。
音読しましょう。そのまんまの意味です。
えー、結論から申しますと
虎さんや兎さんの出る某作品との内容的関連性は薄いです。
バディものではございません。
が、「基漫」と評されるに十分な
セオリーへの忠実さがあります。
現地での評判も上々です。
ただ、香港においてはそうとう冒険的&実験的作品です。
この世界についてこれるほど
現地コミックファンも成熟しているのだなあ、と思います。
どうぞお楽しみ下さいませ。
ところで虎と兎の作品ですが、香港や中国への正式上陸はまだのようで、
ただ現地アニメファンのうわさの的にはなっているようです。
が、タイトル仮訳を「基友英雄傳」と訳した
現地のうつけ者め。出ていらっしゃい。
T&Bじたいは決して「基漫」ではない・・・ないはずです・・・
ないと思います・・・ないですよね?