香港コミックとCG

はい。新入荷UPしました。
なつかしの作品もきっちり増強しよう!キャンペーンの一環としまして
「DRAGON FORCE龍少年」です。
数年ぶりの在庫増強ですが、
2001年の作品とはいえ、古さを感じさせない
オールカラー薄装本のぜいたくさを心から感じさせるSFアクション作品となっております。
どうぞお楽しみ下さいませ。
さてこちらの作品、メカニック作画を中心に
当時はまだ「はしり」だったCGをとりいれております。
いかにも「新しい試みとして入れてみました!」的な
素朴な登場の仕方が時代を感じさせます。
そう、つい10年少々前までは
CGはとっても特別なものだったのですね。
いまやCGでつくったヴァーチャルアイドルが歌い、踊り、
ルイ・ヴィトンとコラボしてオペラまでこなすわ、
CGアナウンサーがテレビ局に正式採用されるわ、
ビジュアルアートの世界に当たり前にあるCG。
香港コミックの現場でも現在は日常的に使われています。
エフェクトにCGを積極的に使うといえば、まず思いつくのが司徒劍僑。
「四大名捕」の200巻台あたりから
CG利用で紙面がぐっときらびやかになった印象がありますし、
「温瑞安群侠傳2」など連載中の武侠作品でも
もはやCGなしには作画があり得ないほどとなっております。
が、「龍虎門」や「神兵」など伝統的香港漫画をおくり続ける玉皇朝出版なども
実は作画で大いに活用していますし、
黒社会コミックの第一人者・邱瑞新も
「火紅年代黒骨棠」のドロドロエグエグ血しぶき紙面、
「千秋一帝秦始皇」の始皇帝大あばれ戦争シーンの紙面は
CGあればこそでございます。
しかしそんな技術進歩もここ数年のことだったんですね。
ちなみに「香港初のフルCG作画コミック」という触れ込みの作品がありました。
2004年の「F.F.X.幻想戦士」という
ファンタジー短編薄装本作品です。
現在は残念ながら在庫がございませんが…。
今後も新しい技術を取り入れ、香港コミックもどんどん進化することでしょう。
楽しみですね!