黄易と九把刀

淡路島で地震に遭われた皆様には
心よりお見舞い申し上げます。


さて新入荷UPしました。
このところますます大人気「街頭覇王」の補充に加え、
次世代武侠作家・黄易の原作による「尋秦記」を
ものすごく久しぶりに増強いたしました。
創刊号も入っております。
金庸古龍に比べて、日本では知名度もまだまだの黄易でありますが、
香港や大陸ではすでに人気作家としての地位を確立し、
また90年代前後を中心に非常に多作だったことでも知られます。
そうです。店主が原作小説を訳してみたりしている
「邊荒伝説」も黄易の作品です。
ちなみに今も翻訳を続けております。
今は第4巻まで訳しあがっており、5巻の下訳も明日あたりに完了する見込です。
(ご興味のある方は、当店宛お問合せ下さいませ。)
長〜い道のりですが、このところさらに面白さを増しています。
ただの武侠小説ではない、登場人物の内面描写がかなり細やかなので
訳していても飽きないのです。
この「尋秦記」の原作小説もなかなか面白いようです。
(店主も原作をほんの少し読んだことがございます。)


それからトップの「店主のおすすめ」でもお伝えしておりますが、
台湾、そして香港でも大人気の小説家・九把刀の
「あの頃、君を追いかけた」に続く自作映画化が
功夫」であることが発表されました。
http://www.giddens.tw/blog/post/38929265
これは楽しみ!
上記ブログでも「ジャンルの枠を超えた小説は、どうしてもやりたかった」と
並ならぬ思い入れとこだわりを表明している九把刀氏。
そのとおり現代と武侠世界を行ったり来たりするお話なので、
古装片の要素もあり、撮影は2倍大変なのではないかと思いますが、
2015年の公開が待ち遠しいですね。
それまでは当店でも取扱中のコミック版でお楽しみ下さいませ。