たかいたかいたか〜い

はい。新入荷UPしました。
たいへんおまたせしました「武道狂之詩」、
それから出張で手配した船便荷物も到着しましたので
中に入っていたものを、どっとUPしました。
各作品ごとに欠け巻1冊、2冊補充といった
こまかいUPが多いのでとてもご紹介しきれませんが、
どうぞカタログページから探索してみてくださいませ。


さて、今回出張の仕入品整理にもまだ追われているというのに
はやくも次の出張をどうするか考えている店主でございますが、
ひとつ、考えるだに頭の痛い問題がございます。
それは宿泊費のことでございます。
もともと香港のホテル代は世界の他都市に比べて割高で、
昔から、それこそ返還前のころから頭が痛かったのですが、
それでも最近は円高や予約サイトの過当競争のおかげで
だいぶお得に予約できるようにはなっておりました。
それが・・・このところ
尋常ならぬ値上がりぶりで、もはや予約もままならなくなってしまったのです。
とんでもなく狭いホテルで、部屋の中で姿勢を変えるのすらひと苦労、
机と椅子があっても尻をねじ込んで座るのすらひと苦労というところが
1泊11000円をつけているのを見て、さすがに店主はブチギレました。
高い。高い。高〜い!!!
予算を少し足して、1.5〜2万円/泊ぐらいにしてしまえば
まだそれなりにまともなホテルに泊まれるのですが、
どう考えても日本の駅前の貧乏ビジネスホテル以下な宿が
悪びれもせず1万円以上取っているのが、たまらないのです。
それ以下の予算となると「ホステル」になります。
雑居ビルの一角で個人経営する小規模宿泊施設で、
雑魚寝部屋「ドミトリー」と個室とがあります。
私の知人筋も最近ほぼ皆ホステル宿泊にシフトしております。
しかし店主は断乎として嫌なのでございます。
数年前の出張で、銅鑼灣にある宏發賓館というホステルに
メールで事前予約をいれて赴いたのですが、
深夜、着いたら部屋が用意されていませんでした。
「ドミトリーなら空いているからそこで寝なさい」と宿の主人は言います。
しかし大量の仕入品や梱包資材を部屋いっぱい広げると同宿者に迷惑千万、
ドミなど決して泊まれないのでございます。
「それは困る」と抗議すると、逆ギレされて物凄い勢いで怒鳴られました。
こちらが客だったはずですが。
そういった経緯が有り、出張においては
ホステルは決して利用しないと決めております。
遊びではなく、お客様への責任を担って赴く旅でもございますから
現地でスムースに動くのも、店の責任のひとつでございます。
それにしてもこんなに宿代が高くては
誰も泊まりに来ないのではないか?とも思うのですが
大陸からの旅行客はどんなに高くても泊まってしまうんですね。
中国大陸は本当にカネ余りの状態のようです。
むだに余ったお金が香港に流入しては
諸物価や不動産価格、テナント料をつり上げ
庶民の生活を圧迫しているのですから、
この宿泊費暴騰問題も意外と根が深いのです。
かといって大陸バブルが崩壊すれば、今以上の悲劇が起こることは
日本人なら誰でも知っていることでございます。


店主の出来ることはただひとつ、
出来るだけ賢く立ち回って、
香港が今後どうなろうと、コミック本を集め、守ることでございます。