風球

はい。新入荷UPしました。
李志清による関羽の絵本を入れてみました。
そして、「鹿鼎記」の欠けていた巻をどっと追加しました。
司徒劍僑が手がけた金庸作品は後にも先にもこれだけです。
当時「四大名捕」を連載することで玉皇朝公司と蜜月関係にあった司徒劍僑が、
「どうせならもう一本!」と同社で連載した作品。
このとき、のちに独立して「ONE COMICS 一漫年出版」を設立する
プロデューサーの杜比氏が、わずかな間玉皇朝公司にいて
この組み合わせが実現したのでございます。
と、そんなお話を今するのにも理由があります。
10月末から「新著 四大名捕」の連載開始が決まりました!
もちろん司徒劍僑x杜比さんx一漫年出版の強力タッグで。
皇朝時代のリメイクではなく、
「全新故事」、新エピソードでやるもようです。
当店でも近日中に取扱予定です。お楽しみに!


さて、伊豆大島や千葉県をはじめ
台風26号で甚大な被害に遭われた皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
「10年に一度の台風」の爪痕も生々しいのに、
早くも次の台風27号が猛烈な勢力にまで発達し、北上を始めています。
ああ!来ないで!と皆さん願っていることでしょう。
店主もそうです。今回の26号で、庭に植えたラッキョウ
せっかく青い芽が出たというのに葉っぱが沢山折れてしまいました。
もう一度台風に直撃されたら、花も咲かなくなってしまいます。
同じようにがっかり、やきもきしている
園芸・農業関係者の皆さんも多いと思います。
ところで香港にも台風はしばしばやってきます。
あちらでは「風球」といいます。フォンカウと読みます。
台風などの天候異変は、あちらではカテゴリ分けされて
「シグナル1」から「シグナル10」まで段階別の警報が出ます。
シグナル8になるとお店や会社、学校、公共機関が強制休業になります。
店主は十数年前、香港滞在中にシグナル8の風球に遭ったことがあります。
競馬に行こうとしていたのですが、
電車で移動中にシグナルが3から8に変わってしまったんですね。
沙田の「馬場」駅で降りたものの、競馬は中止。
競馬がないと駅は裏側の団地直結の出口以外クローズします。
何も知らない店主は団地に迷い込み、ウロウロ彷徨ってしまいました。
なんとか宿に戻ったものの、シグナル8が出ると
旅行者はなんにもすることがなくなってしまいます。
仕方なくテレビを見ていましたが、
日本ではL字画面で一日中のべつ流し続ける台風情報、
香港では一時間に一度しか放送しないのでした。
二度と経験したくない思い出です。
とりあえず…27号の被害が出来るだけ軽微でありますように。