ワンフェス2014[雪]御礼

昨日の幕張メッセ「ワンダーフェスティバル2014[冬]」では、
当店ブースへもたくさんのお客様にお越しいただきました。
前日からの豪雪で、きわめてお足元の悪い中
わざわざ足をお運び下さったお客様には心より御礼申し上げます。
残念ながら交通機関の乱れなどでおいでいただけなかったお客様も、
またの出店機会に、是非宜しくお願いいたします。
（次回ワンフェス、2014[夏]ですがまたしても香港動漫電玩節と日にちがかぶる見込です。
2015[冬]以降にまたお会いしましょう。）
今回はじめて当店をお知りになられたお客様、こんにちは。
当店はWEB通販専業で、ふだんは香港産のコミック本を販売しております。
このコミック中に出てくる刀剣などの武器ミニチュアが
現地でノベルティとして製造されておりまして、
これをコレクター市場から買い集めております。
通販ではもろもろの事情で武器は取り扱わないことにしておりますので
まさにワンフェスだけの「一期一会」でございます。
それぞれの武器に、使用キャラクターの念や魂、
さまざまな功力や霊力がこめられておりまして、
そのあたりにご興味をお持ちいただいたお客様は
ぜひコミック本のほうでより深く追求していただければと思います。
豊富な表紙画像、日本語のあらすじ・みどころをご用意してお待ちいたしております。

さて当店も2006年初出店以来、もう9年目のワンフェスになりますが、
今回ほど過酷な開催はなかったというのは衆目一致するところでしょう。
当店、どうしても前日搬入から設営を始めないと売場が出来上がらないので
吹雪をついて8日昼から出かけました。
店主住居兼商品倉庫は東京23区でも豪雪の里として知られる練馬区なので、
はじめは「この程度の雪、なんぼのものぞ」と
意気揚々の雪中行軍だったのですが、
幕張の街に降り立って足がすくみました。
ブリザードです。ブリザード。地吹雪が下から舞い上がり、
駅前のSCプレナ幕張はみるみる新雪に埋もれていきます。
立体通路から幕張メッセ搬入口への順路に降り立つと、完全に道が消失していました。
キャリーカートは車輪が埋もれて回りません。
ヒィヒィいいながら持ち上げて半ベソまじりで雪をふんで歩いていたら、
通りがかった他のディーラー産がカートの片方を持ってくださいました。
6ホールの方だとおっしゃっていました。心から感謝しております。
名前も伺いませんでしたが心の中で「白バラの騎士」と呼ばせていただきます。
で、前日搬入は夜七時半まで作業をしましたが、
終わって外に出ると、周囲はすでに30cm近くの積雪に埋もれていました。
風雪は息も出来ぬほど強く、ひと気もなく、
「あ、ここで遭難してもおかしくない」と俄かに恐怖がせり上がってきました。
とりあえず立体通路に駆け込み、駅へ一目散。
ところが京葉線は不通になっていました。
動いている総武線駅へのバスがあったのですが、
パニック状態のお客さんが到着したバスにワッと駆け寄り（誰も整理しない…）
なかなかバスが発進できなかったんですね。挙げ句の果てにドアが凍って故障したり。
バスの中で1時間近く缶詰になりました。
というわけで帰宅まで4時間かかりました。
翌朝早くに雪がやんで本当によかったと思います。
吹雪が続いていたら、参加者さんももっともっと過酷な状況に陥っていたことでしょうから。
しかし立体通路の階段は雪におおわれてスキージャンプ台と化し、
ワンフェス開場後は時折ドーン！と響き渡る砲撃のような音。
すわ大型巨人襲来？と思いましたが落雪の音だったようです。
来られないディーラーさんもたくさんおられました。
当店はいつもトイディーラーとしてまとめて配置なのですが、
ふっと後ろを振り向くと、開場時間になお、一列すべての卓がガランと空いていました。
それでもこんな熱いイベントになるとは…
参加者すべての情熱をひしひしと感じる開催でございました。
店主も少しの間ですが、企業ブースさんを見学させていただいたりしました。
最近ますます気に入っている「figma」で
興味深い新作が数多く展示され、血の沸騰する思いでございました。
今回の開催は一生忘れないと思います。
皆様、本当にありがとうございました。