パロディにも強要が必要

はい。遅くなりましたが、新入荷UPしました。
台湾出張時の船便手配仕入品が届きまして、
さっそく「台湾漫画店」のコーナーに追加UPさせて頂きました。
何度も「台湾始まってます。」と言い続けてまいりましたが、
今回のUP分をごらんいただけば、
さらにその「始まりっぷり」がおわかりいただけると思います。
どうやら悪いのは韋宗成という漫画家さんである模様です。
4月の「韓国まんがまつり」というイベントで「馬皇降臨」を知り、
現地の書店で再会を果たしたときには興奮しましたが、
そこに留まらないネジのはずれっぷりだということがわかりました。
明治天皇大久保利通らと制服アイドルグループを組み、
孫文の日本人奥様がそのサイン会をキラキラの眼で眺め、
梁啓超が敵対するプロデューサーで、義和団がビジュアル系バンドで、
ステージで袁世凱に狙撃されるとか悪ふざけがすぎます。「跳躍ロ巴!大同萌會」。
馬英九のもモロに香港漫画イズム大発露で陳水扁武侠対決する本でした。
たまりません。
しかしこれらの本も含めて、今回UP分のあらすじ・見どころを書くにあたって
自分が中華近現代史にいかに疎いか痛感しました。
いえ、前にも申したことがありますが、近現代に限らず店主は全般において
歴史に弱い
これで偉そうな顔で中華漫画を商っているのですから困ったものです。
本日、付け焼き刃で一生懸命勉強しました。
山川の世界史用語集と教科書も久々に引っぱり出してきましたし、
幣原喜重郎は何する人ぞ?ゾルゲ事件とは何ぞ?
そこから始めているという体たらくでございました。
そう考えればこの韋宗成という人、歴史や政治をちゃんとわかっている
なかなか侮れない人であります。
わかっていなければパロディは出来ないのであります。
しかし孫文がロリとかはやりすぎだと思われます。
どうぞお楽しみ下さいませ!