机の穴

はい。新入荷UPしました。
今回UPの2作品はこれ、確実に面白うございます。
まずブルース・リー伝記コミック「我是中國人 李小龍」。
截拳道マスターとして成功をとげた李小龍が遭遇する数奇な運命を描きますが、
虚実ない交ぜ…といったら無粋になりますね。
御本人は別にチャック・ノリスと映画の役を越えて戦うことはなかったわけですし、
息子ブランドンもマフィアに誘拐されてはおりません。
でも「なんでもあり」こそが香港漫画の醍醐味であります。
双節棍vsカポエイラ、フィリピン武術「マノマノ」との対決などという
珍しいものもございますし、
全身の形がきれいに描かれており、
中国武術ファンにも必ずや満足の一作かと思います。
どうぞお楽しみ下さいませ!
さらにもう一作「俗不可耐生活[貝長]」。
香港の地元生活が垣間見られるエッセイコミック・回想コミックは
実は当店で根強い人気を誇っておりますが、
かなり「自虐ギャグ」方向へ吹っ切れた快作が登場です。
みなさんも小学生のころ試したことがありませんでしたか?
図工で使う彫刻刀で、学校の机に穴を開けようと。
あの頃なんで穴を開けようとしたかといえば、
まあ日本の小学生なら「たまった消しゴムのカスを詰めるゴミ捨て穴」ぐらいの動機でしょう。
しかしこれが香港の小学生となると
「机に隠したVITYASOYにストローをさして授業中チュパチュパ吸うため」
「机の下で飼っているたまごっちを覗くため」
だそうですよ!
世界のこどもたちの純真な瞳を…などと常日頃言っているユニ○フだかプ○ンジャ○ンだかも
このセコさには悶絶することでしょう。
第2巻の「まずいものめぐり編」も白眉です。
日本の某ロケットニュース様でも取りあげられた「地獄寿司」。
あそこへの勇敢な突撃レポートが載っています。
見知らぬ隣客が「戦友(とも)」にかわる、感動のシーンもおさめられています。
いや感動はしないですかね…でも爆笑必至でございます。
どうぞお楽しみ下さいませ!