同人誌は楽し

はい。新入荷UPしました。
大ヒット映画「あの頃、君を追いかけた」や、
当店では「少林寺第8銅人」や「功夫」の原作者としてもおなじみ
九把刀(ギデンズ・コー)の小説を漫画化した「殺手」です。
その名のとおり殺し屋の物語ですが、
香港の、決してアッパーではない人々の生活舞台を
非常に緻密に描いており、ちょっとした香港下町トラベル気分が味わえます。
九把刀の作品はどれもハズレなしの面白さですね。
店主はまだ漫画と映画でしか作品に触れていないのですが、
小説の原書も時間があれば読んでみたいものです。
ケニアで一緒に大便したい人」や
「授業中にソーセージを焼いてはいけません」(ともに題名当店訳)といった
タイトルだけでもそそられる作品がたくさんありますので。


さて本日は店主、買った同人誌の整理をしておりました。
友人の快気祝にいくらかプレゼントしてあげたいと思い
セレクトしていたのですが、
いざ選ぶとなると自分の趣味に走りすぎていたり、
資料価値が高くて手放すのが惜しかったりで
なかなか難しいものです。
ここ最近は「評論系」の本をたくさん購入しています。
自分が同人誌制作に加わり、頒布イベントもそのジャンルで参加するので
当然といえば当然かもしれませんが、
商業出版ではなかなか読めない、個性的で面白い本がたくさんあるのです。
ホーバークラフトを詳説した本、中国式城郭建設のハウツー本、
ニワトリ一匹をシメて全部位を食肉処理するまでの図解本から
サークルクラッシュ」について真面目に考察した本まで
かわった本があるとついつい買ってしまいます。
きっと店主の作った本も「かわった本だなあ」と思われていることでしょうが、
人の興味の向きどころは百人いれば百とおり、
色々なことを追求している人がいるからこそ面白いのであります。
さて話は変わりますが、いちおうの告知を。
当店は本年も「海外マンガフェスタ」(11/23)には参加致しません。
まあ、出ていたら出ていたで
あのイベントにはおおぜいのプレスの方々がおみえになりますので、
漫画とは関係ない香港の事情について興味本位で聞かれ、
対応に追われて漫画販売どころではなくなっていたでしょうから
これでよいのではないでしょうか。
もっとも当日、店主は隣接イベント「コミティア110」のどこかにおります。
店主のかかわった香港漫画関係の同人誌も
会場のどこかにチンマリと並んでいるのではないかと思います。
コミティアの中では、
どんな内容の本を出していてもマスコミさんに突っ込まれることはまずございません。
(公共良俗に反しない限りは、でしょうが)
会場で出会える方々、本を手にとって下さる方々に対してだけ
責任を持てばよいのでございます。
「海外マンガフェスタ」も豪華なパネラーを迎えてにぎやかにやるようですので
11/23は東京ビッグサイトに足をお運びいただくのも一興かと思います。