梁山泊でした

はい。もう昨日になってしまいましたが
新入荷UPしました。
ちょっぴりキモかわいいパンダのイラストでおなじみ
小克の作品を入れてみました。
このイラストは香港のどこででも見かけますね。
ポケットティッシュ「Tempo」とのコラボも行ったことがあるそうです。
絵柄がかわいいだけではなく、香港への風刺もたっぷりこめられており
非常に読みごたえのある、充実の一冊でございます。
どうぞお楽しみ下さいませ!


さて先日の三連休は
コミティア」と「文学フリマ」、ふたつの同人誌即売会
結局一日中詰めっぱなしでございました。
しかし実に楽しい2日間でございました。
両日とも、会場を埋め尽くす御本が
自由すぎてめくってもめくっても興味が尽きないのでございます。
コミティアは漫画が中心、文学フリマは小説など活字の創作が中心と
どちらも拙著のような情報・評論本は「おまけの子」的存在…のはずですが
「どうせおまけの子なんだから何をやったっていいや!」なのでしょうか、
まさに書籍の梁山泊と化していました。
コミティアではエロ古文研究本、高級寿司の食べ歩きルポ本、
大陸のパルプ原料葦運搬列車本、群馬が舞台の宇宙SF小説本を買いました。
漫画も人に言える本から言えない本まで色々と買いました。
文フリでは全国たぬきケーキガイド本、チュチェ思想をたたえる本、
あと拙著居候先のサークルさんで宗教団体製作アニメ収集本を買いました。
出版不況のせいでしょうか、
普通の本屋さんに行っても、似たような方向性の本ばかり、
それも「成功するには?」のハウツー本や
おしゃれな生活の提言本、
どこそこの国がどうだろう、という一面的な見方の本で埋め尽くされている今日この頃ですが、
「世界はこんなにも多様なんだ」ということを両会で確認することが出来て
少々ほっとしました。
やはりこの梁山泊に集まっている皆さんは
店主同様、一般社会ではかなりの変わり者としてみられているかもしれません。
そうでなければこのほとばしる熱いパトスは醸成されないことでしょう。
なぜか「自分は孤独ではない」と感じることが出来ました。
皆様も一度お越しになってみてはいかがでしょうか。