愛のぬるま湯

はい。新入荷UPしました。
戦隊／仮面ライダー／プリキュアでおなじみ、
香港でニチアサ・コンテンツを追求し続ける「拓植社」の作品一挙UPです。
同社の現フルラインナップに近い品揃えになりました。
ただ各々の在庫はかなり限られますので、
ご希望のお客様は、お早めのご注文をおすすめいたします。
どうぞ宜しくお願いいたします。

さてこれだけ一挙仕入れできたというのはもちろん
版元様の協力があってのことでございまして、
今回も版元・拓植社へじかに買付に行ってまいりました。
九龍島サイドの某郊外地域、ビル上階の一室を占める拓植社。
荷物用エレベーターで上がります。これは割と良くあるパターン。
テナントで小さな町工場等も入っていることが多く、
荷さばき用と人間運搬用なんて分けていられないのでございます。
が、この拓植社様はさらに「香港らしい」会社でありました。
オフィスが狭すぎて来客を中に入れられないのでございます。
というわけで店主は今回もドアの前、
半分廊下のような共用スペースで本をいただきました。
いただいたそばから日本発送用のダンボールに詰めてまいります。
ところで店主は猛烈な汗かきでございます。
少し湿度と温度が上がると、とたんに滝のような汗が
顔から全身からすべり降りてまいります。
香港で、少しでも身体を動かすと額からボタボタと汗が垂れます。
冷房の効いた室内とて同じこと。
30年ほど前に流行ったバンダナ、あれが欲しくなります。
（近藤真彦や片岡鶴太郎が額に巻いていたものです）
拓植社前でも箱詰め作業中に玉の汗が落ちてまいりまして、
そうすると会社の方がポケットティッシュとコップのお水を差し出してくださいました。
いえ、お水ではなく「ぬるま湯」でした。
香港人は冷たい水をあまり飲まないのです。夏でも湯冷ましが一般的。
優しい方々です、拓植社の皆様。
「少しでも暑さを和らげて」と店主に気を遣って下さるのです。この真心。
ちなみに汗かきは水分をとるとそのぶん全部汗になって流れ出ます。
コップのぬるま湯で汗は倍増したのでありました。

そんな店主の汗と版元の真心の結晶でございます。今回入荷分。
どうぞお楽しみ下さいませ。