完全オリジナル作「波動拳Z」

はい。新入荷UPしました。
司徒劍僑、話題騒然の新作「波動拳Z」です。
このようなタイトルですが、某スト○ートファ○ターのコミカライズではございません。
まったく別の漫画、別内容です。
第1巻の特別表紙版をごらんになって、
当店のお客様なら、ピンと来た方もおられるのではないでしょうか。
そうです。1990年発表「超神Z 序章」と
まったく同じデザインなのです。
じつは、日本語版も出た司徒劍僑の大ヒット作品「超神Z」は
当初「波動拳」というタイトルで開始するはずでした。
このころ=1990年代初頭は、香港では著作権意識がはなはだ希薄で、
「ス○ファイ」や「餓○伝説」などのゲームメーカー無許諾コミカライズ作が
香港市場に多数出回っていました。
ただ、「街頭覇王」も1993年頃からカプコンの正式許諾表示が入るようになったとおり
状況は色々変わっていきまして、
「序章」では某○トファイキャラそのまんまの登場人物がいた「超神Z」も、
本編開始時にはまったく違うキャラ造形に変わっておりました。
(そのあたりの経緯は、店主の共著評論同人誌
「深く美しき香港漫画の世界」でも詳述しております。
ご興味があれば是非どうぞ!CMでした。)
ただ…どうやら司徒劍僑には未練があったようですね。
四半世紀越しで、その「未練」にけりをつけたのだということが
特別版の表紙から伝わってまいります。
ただし、繰り返しますが時代は変わりました。
香港も著作権意識を徹底する場所となりました。
というわけで今回の「波動拳Z」、
赤いマントと軍帽で傲然と民衆を見下ろすボスキャラがいますが
既存格闘ゲームとは無関係でございます。
身体がゴムのように伸びるインド出身のヨガ技使いファイターがいますが
既存格闘ゲームとは無関係でございます。
全身緑色で長い髪、ほぼ四つん這いで大地を駆ける野人ファイターがいますが
既存格闘ゲームとは無関係でございます。
長い白髪をときどき三つ編みにする白い仮面の強キャラがいますが
既存格闘ゲームとは無関係でございます。
おだんご髪とスリット入りチャイナドレスで足技を繰り出す美人ファイターはいないものの
かわりに三つ編み金髪と水色のコスチュームで氷雪を呼ぶおねえさんファイターがいますが
既存米国製アニメ映画コンテンツとも無関係でございます。
完全オリジナルでおおくりしております「波動拳Z」。
どうぞ新鮮な感動をお楽しみくださいませ。